杭打設管理システム導入インタビュー

お客様 |
りんかい日産建設株式会社 東北土木支店 那須所長 |
導入商品 |
杭打設管理システム 【パイルナビ-V】 |
システム稼働期間 |
2014年6月~ |
現 場 |
岩手県陸前高田市 |
工事名称 |
気仙大橋的場地区下部工工事 |
工事概要 |
気仙大橋復旧工事の橋台建設における基礎工事時の杭の精度管理するための施工管理 |




――当システムをどこでお知りになりましたか?導入したきっかけを教えて下さい。
以前違う現場でパイルナビ-Pを導入したことがありまして、このシステムだけで測量していたので全面的に信頼していました。そのことがあり、今回私(那須所長)が提案しました。――まだシステムが稼働していない状況とお聞きました。
(インタビュー日の)一昨日に試験杭を打ったので、その時にシステムを使いました。――モニターでデータを確認していたのは重機の中ででしょうか?オペレーターさんがデータを見ていたのでしょうか?
オペレーターが重機の中でモニターを見ながら杭打ち。初めは従来通りの測量のやり方で2点取ってやってたんですが、それとパイルナビのデータと合っていたので大丈夫だ、ということになりました。――その際トラブルなどはありましたか?
初めは測定する点がどこにいっているのか判ってなくて、システムで杭の上と下を計っているのですが、下の方が掘削した土砂に当たってしまいずれてしまいました。計測する点を調整でちょっと上の方に変えたら、いい感じになってできました。――杭の打設が110本になるとお聞きしました。長期間の施工ですね。
本当は現在の場所と対岸で1ヶ月+1ヶ月くらいで思っているのですが、ちょっと伸びそうです。――導入の効果を○×△で評価すると如何でしたか?
データの精度:◎ 測量に関して、CAT等で測点を動かしてしまうので、このパイルナビがあれば測量の作業をしなくても大丈夫だろうと。だいぶ助かります。操作性:○ 使用するのが初めての者ばかりだったのですがみんな「いいね」という反応でした。
作業人員:○ 測量作業が減るので省力化につながっています。
――想定外の効果やデメリットはありましたでしょうか?
パイルナビ-Vを使う理由として、杭の本体は実際には地面の7m下にあります。しかしその上から盛土して打っているため、杭の精度がわからないのです。7m下の鉛直性が保たれているのかの精度に期待して使っています。――これからシステムを使用いただくにあたり懸念していることはありますか?
基準点の入力作業が手入力で、人の作業なので間違えることがあるのが心配です。入力ミスをしたとき困るので、基準点を選べるようにしてほしい。――スタッフの対応はいかがでしたか?
明るくてとてもいい、清潔感があって。(那須所長)いい人そうですね。(現場担当 山本さん=上記小写真右)
――ありがとうございました。
(現場を担当されている宮川さん(=上記小写真左)と山本さんからも、重機の説明や現場の状況を丁寧に説明していただきました。宮川さんは以前の現場でパイルナビ-Sを経験されていました。)
取材日:2014/6/26