計測ネットサービス株式会社

大成建設株式会社 東北支店様

作業所長 大平様 工事課長 熊谷様 

都市計画道路盛岡駅本宮線杜の大橋上部工工事

導入製品
3次元変位計測システム|DAMSYS -ダムシス-
工事名称
都市計画道路盛岡駅本宮線杜の大橋上部工工事
稼働期間
2023年 2月~6月
取材日
2023/7/13
現場
岩手県盛岡市
インタビュー写真
インタビューの様子(左から熊谷様、大平様)

Q1.ダムシスを導入するきっかけを教えてください。

熊谷様)橋梁の張り出し施工では、橋のエレベーションを計測するのにmm単位で測量する必要がありまして、施工するなかでの張り出しの伸びの変化などを細かく測量するのは人手と時間がかかっていました。
今回、弊社のT-CIM®/Bridgeで高さ管理を行うなかで、張り出しの高さ計測ができて計測データを弊社のクラウドに転送するようカスタマイズができる会社を探していました。

熊谷様)現場から近いところで探そうということになり、以前から現場に来て頂いていた計測ネットサービスさんにお願いすることにしました。弊社が行っている別の現場での導入実績もありましたし、精度±3mm単位での管理という条件とも合致していました。

Q3.導入後の評価を教えてください。

大平様)施工ステップ毎の上げ越し計算で、どれぐらい変位があるかを算出し、その設計値と実測値が合っているのか確認する必要があります。
従来でしたら、朝に初期値を計測し、コンクリートの打設、ケーブル緊張などの際に毎回手計りで計測し、設計値と合っているか確認していました。そして日照による変位は算出していませんでしたからステップ毎の変位と日照による変位の合算値で見ていました。
ですが、作業がない日、ダムシスからT-CIM®/Bridgeに転送された計測データを見て、日照による変位値だけを把握することができました。それを差し引きした実測値と設計値をチェックすることができて良かったと思っています。
作業が重なる日があっても1時間に1回ダムシスで計測しておけば、作業時間に近いデータと照らし合わせ、設計値とのチェックができるので効率化につながったと思います。

熊谷様)床板の日照や温度差による変位を数値で知りたかったので、今回 T-CIM®/Bridge とダムシスを連携して、数値が見られて本来の施工ステップの動きをより正確に把握することができました。
システムをカスタマイズして頂いて、計器から直に弊社の管理するクラウドにデータを転送してもらったのもうまく稼働して良かったなと思っています。
熱電対も入れて頂いたので総合的に見ることができてよかったです。

現場写真01
トータルステーション(雨よけボックスとコンパネ付き架台)
現場写真02
プリズム(基準点)
現場写真03
プリズム(測点)
インタビュー写真02
インタビューの様子(左から熊谷様、大平様、KNS柴田)

Q5.今後、当社に期待することがあれば教えてください。

熊谷様)ターゲットがもう少し工夫できればなと。作業で妨げてしまうと測れなくなってしまうので…。GNSSを使った管理だとやはり精度の問題がありますか?

KNS柴田)そうですね。GNSSだとトータルステーション程の精度は見込めません。今回のような高さ管理ではトータルステーションでの計測が適切な精度が出せます。

熊谷様)そうですよね。100m先まで測れてこの精度は良かったですね。

Q6. 当社従業員の対応はいかがでしたか?

熊谷様)営業の方も、技術の方も丁寧に対応して頂いて良かったです。システムカスタマイズの本社との打ち合わせもやって頂いて助かりました。

KNS柴田)ありがとうございます。またよろしくお願いいたします。

導入した製品

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